ユダヤ人とはどこの国の人種で何をした人?簡単にわかりやすく説明!

ユダヤ人といえば、自己啓発本でお馴染みの「ユダヤ人大富豪の教え」。

シリーズ化して漫画になったものまで売られています。タイトルからして気になって、私も思わず手に取りました。

 

では、具体的に「ユダヤ人」とはどんな人たちなのか、知っていますか?

 

世界中を探しても「ユダヤ」という国はありませんし、私自身も、どんな見た目なのか、どこに住んでいるのか、どんな言葉を話すのか、も思いつきもしない未知の民族です。

知っていることといえば、「お金持ちが多いらしい」「大変な差別を受け、迫害されてきた」など断片的なことだけです。

 

そこで、今回は、ユダヤ人とはどこの国から来たのか、何をしたのか、どんな見た目なのか、といったユダヤ人種についてや、どうして差別や迫害を受けたのか。

そして、一番気になるところの、なぜユダヤ人にお金持ちや成功者が多いのか、などについて、お話していきたいと思います。

 

ユダヤ人とは簡単にわかりやすく説明!

ユダヤ人は、イスラエル民族の一つであるユダ族を語源とし、自分たちの国を持つ民族ではありません。

古くからヨーロッパ諸国、中東、北アフリカなどに分布して生活しており、その歴史の多くの時期に、差別や迫害を受けてきた民族でもあります。

 

金融業や芸能に才のある民族で、現在の世界のさまざまな発展の影にはユダヤ人がいる、とまで言われるほどです。

謎が謎を呼ぶ民族ですね。ユダヤ人についての一つ一つを、じっくり見ていくことにしましょう。

 

ユダヤ人とはどこの国の人種で、何をした人たちなの?

ユダヤ人の定義は、ユダヤ教徒の家に生まれた人、もしくは改宗してユダヤ教を信仰するようになった人とされています。

国際法で定められているわけではないので、もちろんあいまいな部分もあります。

 

たとえば、ユダヤ教徒の家に生まれた、という部分も、ユダヤ人の中では「ユダヤ人の母親から生まれた」という解釈ですが、ヨーロッパでは「父母に関わらずユダヤ人の血統に生まれた」と捉えるそうです。

 

ユダヤ人の血統から生まれたとすれば、それが祖父母や曽祖父母など、うんと前の先祖のことでも、「あの人はユダヤ人」としてしまえます。

 

ヨーロッパでユダヤ人が迫害されてきた歴史を考えると、「ユダヤ人の血統から生まれた」としてしまう方が、より多くのユダヤ人を排除できるからだったのではないかと、考えてしまいます。

ユダヤ人の定義からわかるとおり、ユダヤ人には決まった国があるわけではないようです。

ユダヤ人はその始まりから現代まで、中東や北アフリカ、ヨーロッパの地域を移動しながら続いてきたのです。

 

ユダヤ人の歴史で初めて建国されたのは、紀元前10世紀ごろです。

現在のパレスチナにあるカナンという土地で、古イスラエル王国という国でした。

 

しかし、古イスラエル王国は長くは続かず、ユダヤ人はヨーロッパから北アフリカにかけての地域に分散していきます。

そのまま、統一国家となることはなく、現在までヨーロッパの広い地域に分散して暮らしているのです。

古代にはエジプトなどの国で奴隷として扱われたり、分散していったヨーロッパでも迫害によって農業や手工業などの職業に就くことが難しかったユダヤ人。

 

そのユダヤ人たちが活路を見出したのが、金融業でした。

質屋や貸金業などの金融業で生計を立ててきたので、「ユダヤ人=お金持ち」というイメージがあるのかもしれませんね。

 

また、芸能にも才を見出したユダヤ人も少なくなかったそうです。

ハリウッドの発展にもユダヤ人の存在は欠かせなかったのだとか。

映画好きじゃなくても名前を知っているスティーブン・スピルバーグ監督も有名なユダヤ人のお一人ですよ。

 

ユダヤ人と白人の違いは?見た目に特徴はあるの?

ユダヤ人の定義は、ユダヤ人の家に生まれた人、もしくはユダヤ教に改宗・信仰している人、でしたね。

ですから、ユダヤ人には決まった人種がありません。

白人でも黒人でも黄色人でも、ユダヤ教徒であればユダヤ人となるのです。

 

しかし、ユダヤ人の多くに共通する特徴はあります。

中東のメソポタミアを出自とされているユダヤ人は、アラブ系の顔立ちの人が多く、やや濃い色の肌を持ちます。

鼻の形も特徴があり、鉤鼻や鷲鼻と呼ばれる、鼻柱が曲がった特徴的な鼻の人が多いです。

 

後天的な特徴もあります。

男性に限ってのことですが、「もみあげを切ってはならない」という記述が聖書の中にあり、その教義を守ってもみあげを伸ばしている人が多いのが特徴です。

また、他人に髭を剃られることを嫌う民族のため、髭を長く伸ばしている人も多いです。

 

世界中に広がったユダヤ人たちはさまざまな民族と交わってきているので、現在では顔などの特徴も色濃く受け継がれてはいません。

 

ユダヤ教の教義を厳格に守って生活している人々も、ごく一部となってきています。

そのため、見た目や服装についても、自分の自由にして生活している人が多くなってきています。

 

ユダヤ人に限らず、どの民族でも言えることですが、こんな特徴があるから○○人、という考え方は通用しなくなってきているのだな、と思います。

 

 

ユダヤ人は欧米諸国からも差別されていた?嫌われる理由とは?

ユダヤ人に対する差別というと、私はナチスドイツの強制収容所を思い出します。

子供の頃に読んだ「アンネの日記」の衝撃は今も忘れられません。

 

しかし、ユダヤ人の長い歴史をたどると、ナチスドイツよりさらに以前から、ヨーロッパや北アフリカなどさまざまな地域で迫害を受けてきていたことがわかります。

なぜ、ユダヤ人はそこまで嫌われてしまったのでしょうか?

 

一番大きな原因は、ヨーロッパ諸国がキリスト教国家であったことでしょう。

イエスキリストを救い主とするキリスト教にとって、別の神(ヤハウェ)を唯一神とするユダヤ教はイエスキリストを神としないので、邪魔な存在です。

また、ユダヤ教にとっても、ヤハウェという唯一神がいるというのに、イエスキリストも神にしようとするキリスト教は、相容れない存在でした。

 

イエスキリストの死にもユダヤ人であるユダが大きく関係していますが、

  • キリスト教から見ればユダは「裏切り者」
  • ユダヤ教から見ればユダは「教義を守った信者」

となります。どう見ても仲良くはできないですよね。

 

元々は一つの宗教だったのに、考え方の違いからここまで大きく変わり、お互いを嫌うようになるというのは、ちょっと怖いことだな、と感じます。

ユダヤ人がヨーロッパなどで迫害される理由の一番は宗教の問題ですが、それ以外にも小さな理由がいろいろとあると言われています。

 

自分が持つ土地を担保にユダヤ人から軍資金を借りた貴族が、お金を返しきらずに領土を取られたことを逆恨みしたこと。

金貸しの金利が高く、商売のやり方がずる賢くケチなため反感を買ったこと。

 

お金に関することが多いですが、貸したお金を返さなかったのは、その貴族が悪いですよね。

貴族という立場もあって、そもそもユダヤ人を下に見ていたところがあったんじゃないでしょうか。

 

「最悪踏み倒せばいいか、相手は所詮ユダヤ人だし。」なんて考えが見えるような気がします。

相手を対等に見ていたら、ちゃんとお金を返そうとするはずですよね。

 

 

ユダヤ人に金持ちや成功者が多い理由とは?タルムードに秘密がある?

ユダヤ人にお金持ちが多いというのには、ただの噂ではなく、根拠のある数字が発表されています。

世界人口に占めるユダヤ人の割合は0.25%、たった1750万人です。

 

しかし、その少ない人数から、ノーベル賞受賞者の20%、毎年の長者番付では上位を占め、Facebookなどの企業のCEOを排出しています。

ハリウッド俳優やミュージシャンであれば、ウィノナ・ライダー、レニー・クラビッツ、ボブ・ディラン、ウディ・アレン、ハリソン・フォード、マイケル・ダグラス、ナタリー・ポートマン……。

映画会社なら、ユニバーサル、パラマウント、20世紀FOX、MGMの創業者。

ITであれば、デルのマイケル・デル、オラクルの創業者ラリー・エリソン、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO、インテルの創業者アンディ・グローブ。

金融関係であれば、稀代の投資家ジョージ・ソロス、SGウォーバーグ銀行の創業者ウォーバーグ卿、金融ニュースのブルームバーグ。

服飾や化粧品業界であれば、ラルフ・ローレン、リーバイ・ストラウス、ダナ・キャラン、エスティ・ローダー、チャールズ・レブロン。

学者であれば、アインシュタイン、フロイト、コンピュータの生みの親ノイマン、インターネットの発明者……。

引用元:https://www.itmedia.co.jp/

確かにユダヤ人にお金持ちが多いというのは、間違いなさそうです。

 

では、どうしてユダヤ人はお金持ちなのか?

それには、タルムードというユダヤ教の律法が関係しているようです。

タルムードとは、モーセが伝えた口伝律法です。

ユダヤ教徒が守るべき心構えやしきたりが記されているものです。

 

  • 「困っている人にお金を貸しなさい」
  • 「消費はせず、投資をしなさい」
  • 「親戚やユダヤ人以外からは利子をとってもよい」

抜粋すれば、このような内容が書かれており、ユダヤ人の確固たる金銭感覚の基になっています。

 

また、ユダヤ教は「学び」をとても大切にしており、常に新しいことを学ぶという姿勢でいるのが大切である、といった内容もタルムードの中に記されています。

ユダヤ人はとても信仰を大切にし、教義を守る人々なので、タルムードの教えをしっかりと守っていった結果、成功を収める人が多く現れたのでしょうね。

あちらこちらでタルムードの教えを見ていると、自己啓発本やビジネスマン向けのコラムで見たような内容がたくさん出てきます。

 

ただ、タルムードの内容が良いことがユダヤ人の成功の秘訣ではなく、一番大事だったのは、教義を真摯に守っていこうとするユダヤ人の姿勢だと思います。

今回タルムードの内容を少し見ていくと、一つ一つの教えをきちんと守っていれば、そりゃ成功するだろうな、と感じる内容ばかりで驚きました。

 

ましてや、この内容が紀元前に書かれたものだと言うのですから。

タルムードを通して、ユダヤ人に根付く教えをもっと詳しく知ってみることで、自分自身のスキルアップにもなるような気がしてなりません。



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